頂法寺(六角堂)

587年 聖徳太子建立


天台宗単立寺院

 

本尊 如意輪観世音菩薩


 西国33ヶ所18番札所。「六角さん」とも呼ばれ、その通称のとおり、六角形のお堂が建つ。
 聖徳太子が大阪の四天王寺を建立する際、材木を求めてこの地を訪れた折に六角のお堂を建立したのがはじまり。822年には、嵯峨天皇の勅願所となる。
 京都の中心といわれる「へそ石」が、境内にはひっそりとある。こちらも六角形。
 本堂の横に植えられてある柳の枝が、風にゆれて美しい。その境内には、鳩がやたらと多い。彼らは集団で移動するので、かなり怖い…(^_^;)。鳩をよけつつお参りする。お守り授与所には、鳩みくじをひくことができる。
 そして、境内には可愛らしいお地蔵さんもいらっしゃる。池もあり、そちらには十六羅漢さん。こちらも可愛らしい。そして、北側にある池は、聖徳太子が沐浴をした池の跡地と言われており、白鳥が数羽のんびり浮かんでいた。可愛いと思ってじっと見ていたが、どうやら餌を与えようとすると手をかまれることがあるらしい…。注意書きが掲示されていた。
 また、華道家元・池坊の本拠地でもあり、華道発祥の地といわれる。代々の池坊の家元が住職を兼ねる。このお寺の隣の大きなビルが池坊の会館だ。銅製の立花モニュメント(?)があった。