神護寺

781年 和気清麻呂建立

 

高野山真言宗

 

本尊 薬師如来

 

 愛宕五坊のひとつ・高雄山寺を前身とする。後に清麻呂の子、広世と真綱が清麻呂建立の河内の神願寺とあわせて護国道場として、824年、神護国そ(示す編に乍)真言寺と改めた。
 秋の紅葉で有名なお寺。また、所有する国宝及び重文は多数。これらの宝物は、5月1~5日の虫払い期間中のみの公開となる。なかなかこの時期に参拝することが難しく、切ない…。
 まずここで圧倒されるのは、参道の石段。日ごろ運動不足の身にはちょっと…いや、かなり修行チックに。しかし、周囲は緑に囲まれ美しい。
 がんばって登ると、楼門が姿を現す。石段と緑がよく似合う。楼門をくぐると、突然視界が開けて広場のような所へでて、ちょっとびっくり。
 すぐ右手には書院があり、少し先には和気清麻呂公の霊廟がある。そして、てくてくと歩いて金堂へ。ここで、トドメの石段(笑)。この石段をクリアして、金堂に辿り着く。
 中には国宝の薬師如来さまをはじめとして、たくさんの仏像、おそらく新しい(=金ぴか)もあった。
 そして、ここの名物(?)、かわらけ投げをしに地蔵院へ。
 100円で2枚のかわらけ(「厄除」と刻まれている)を買い求め、皆で嬉々として所定の位置に。かわらけが上手く風を捉えるとかなり遠くまで飛ぶのだが、なかなか難しい。
 皆で投げ終わった後、「厄、飛んでった~!」と変なテンション(笑)。
 石段がきついが、登った後の清々しさはなんとも言いがたい。
 やはり、秋にもちょっと来たくなった。