東福寺

1236年 聖一国師円爾開山
 
臨済宗東福寺派
 
本尊 釈迦如来
 
 京都五山第四位の寺院。
 奈良の東大寺と興福寺から一字ずつ取って名づけられた。
 秋の紅葉が凄い。通天橋からの渓谷美は絶景。
 一度目は、紅葉の葉が散った後に参拝して切ない思いをした。今度は絶対秋に来ようと思ったのである。
 で、後年、秋の東福寺を訪れた。人出もかなり多いけれど、一見の価値あり。一面が紅葉に覆われ、何ともいえぬ風情をかもし出している。下から見上げる通天橋も美しい。
 通天橋を渡り、上へ登っていくと、開山堂がある。このお堂のたたずまいとお庭がまた良い。白砂で市松模様を描き出していて素敵。
 そしてそのまた後年、夏場に訪れた。予想通り、青紅葉がすばらしかった!紅葉の時期は人が多いけれど、青紅葉の時期は人がそれ程多くもなく、じっくり拝観できるのでかなりオススメ。
 実は、過去二回方丈庭園へは行かなかったのだが、このたび重森三玲氏のお庭を観たくて参拝。石の白と苔の緑で市松模様を描き出している。なんてモダンなお庭!もちろん、禅寺特有の石庭(「八相の庭」)も素敵。方丈の四方をそれぞれ違った趣のお庭が囲んでおり、必見。いつまででも飽きない。
 東福寺には、塔頭も多く、何箇所か拝観可能な寺院もある。その中で、拝観したのは、「霊雲院」と「光明院」。両方ともに重森三玲氏が手をかけたお庭がある。どのお庭もとっても素敵で動きがたい。
 説明するのもおこがましいので(笑)、これはぜひとも「体感」してください。