常寂光寺

1596年 究竟院日禎上人開創
 
日蓮宗
 
本尊 十界大曼荼羅
 
 藤原定家が百人一首を選定した小倉山の中腹に建つ。
 境内には、選定の場と言われている「時雨亭」跡がある。「小倉百人一首編纂之地」の碑や定家の像が安置されている「歌仙祠」があったり、定家及び百人一首好きにはたまらないスポット(笑)。
 入り口を抜けると、可愛らしいわらぶき屋根の仁王門が姿を現す。そして、続く石段。そして、両脇には紅葉。そう、このお寺は紅葉が本当にすごいお寺。桜の頃も美しいが、紅葉は圧巻。まるで、境内全体が緋色に染まったかのよう。
 石段を登ると、本堂に出る。そして、この脇を抜けると妙見宮がある。このお宮は、洛陽十二支妙見めぐりのうちの酉にあたる。御所を中心に、各十二支の方向にあたる妙見(北斗七星)を祀ってあるお宮。それぞれの干支と対応したお宮がその年のあたり(?)宮。入り口にも、この「洛陽十二支妙見」の看板がかかっている。
 そして、石段を登っていくと、こじんまりしたお庭があり、そしてもっと上っていくと、多宝塔が現れる。とても美しいたたずまい。石段から見上げると多宝塔が見える場所があるが、そこから見上げた紅葉が凄く綺麗。葉っぱがちょうど透かし彫りのようになっていて、かなり感動。
 春の季節も素敵です。