天龍寺

1339年 足利尊氏建立 夢窓疎石開山
 
臨済宗天竜寺派
 
本尊 釈迦如来
 
 京都五山第一位の寺院。亀山離宮を禅寺に改めたのが始まり。後醍醐天皇を筆頭に、南北朝の別なく両朝戦死者を慰めるため創建される。
 広大な敷地内にすばらしい庭と塔頭で、見ごたえ十分。さすが、京都五山のうち第一位だけある。それでも、当時と比べるとだいぶ縮小されている。
 壮麗な庫裏の前の松が立派。
 また、わが国初の特別名勝に指定された、夢窓国師作庭の曹源池庭園の美しさは言うまでもない。この庭園は、嵐山を借景としたもので、とても広く、秋には紅葉、春にはさまざまな花が咲き乱れ、とても美しい。
 天龍寺にある塔頭のうち弘源院は1429年、細川右京大夫持之が玉岫禅師を開山に迎え創建した塔頭である。
 また、宝源院は1461年、細川頼之が聖仲永光禅師を開山に迎え創建した塔頭。両塔頭ともにお庭が美しい。両塔頭ともに、期間限定公開である。
 秋の紅葉、春の桜の時期、ともに素晴らしい。