大豊神社

887年 創建
寛仁年間(1017~21) 現在の地へ
 
祭神 少名彦名命(すくなひこなのみこと)
   応神(おうじん)天皇
   菅原道真
 
 宇多天皇の御悩平癒のため、藤原淑子が勅命を奉じて創建。当初は、椿ヶ峰天神と呼ばれ、背後の椿ヶ峰山中に鎮座していた。平安中期に現在の地へ遷座。
 大宝明神とも称し、円成寺の鎮守社であったとも伝えられる。
 こちらの神社には狛鼠、狛猿、狛鷹がいらっしゃる。
 大国社前の狛鼠さんは、かなりプリティー。向かって右は学問を表す巻物、左は長寿を表す水玉(酒)を持ち、ちゃんと阿吽となっている。なぜ鼠さんなのかというと、大国主命を助けたという神話によるらしい。
 愛宕社の前には、火伏せの狛鳶さん、日吉社の前には、鬼門封じの狛猿さん。鳶さんは、しゅっとしていてカッコイイけど、ちょっと小首をかしげていらっしゃるので、愛らしくもある。お猿さんは、烏帽子をかぶり、鈴と扇を持って三番叟を舞ってらっしゃるのかしら。おめでたい雰囲気。
 哲学の道沿いにあるながらも、ひっそりとした雰囲気のお社。変わり狛さん好き(笑)には必見のお社だ。あ、もちろん、狛犬さんもいらっしゃいますし、お稲荷さんもあるので、狛狐さんもいらっしゃいます。バラエティー豊か!