吉田神社

859年 藤原山陰(ふじわらのやまかげ)創建
 

祭神 建御賀豆知命(たけみかずちのみこと)
   伊波比主命(いわいぬしのみこと)
   天之子八根命(あめのこやねのみこと)
   比売神(ひめのかみ)

 

 平安京の鬼門に当たる吉田山に春日大社を分祀し創建される。
 中世から近世においては、吉田神道の中心となり、全国の神社界の宗家として特権を与えられ、繁栄する。
 吉田神道を創始した吉田兼倶が創建した大元宮は、日本国中の神を祀り、ここにお参りをすれば、八百万の神々にお参りしたのと同じ御利益に預かれると言われる。いくらなんでもやりすぎ!?な感がなきにしもあらず…ですが(^_^;)。
 「八百万の神々を祀る」ということで、ずっと気になっていた神社だった。京都大学のすぐ隣に位置する。
 銀閣寺に行った帰りに立ち寄ったのだけれど、表参道から行かずに道沿いにあった北参道から行ったのが間違いだった(-_-;)。
 入って少しして、嫌な予感がしたのだが、そこは山道。昼なのに薄暗く、しかも、一人きりで着物に草履といういでたちだった事もあり、非常に不安に(^^;)。歩きにくいし、行けども行けどもそれらしき建物が見えてこないし、大変不安でした。
 20分くらい歩いたのかな、かすかに雅楽の音色が耳に入ってきて。ああ、合ってたんだ、と。そこからはがんばれた(笑)。少しすると、菓祖神社というお菓子の神様のお社に辿り着いた。
 本宮では、お日柄が良かったのか、結婚式の写真撮影が行われていた。ああ、雅楽はこれねと納得。本宮の手前には、春日大社を分祀したことから鹿の像があった。
 そして、再びてくてく歩いて大元宮へ。こちらは八角形の珍しい造りの建物。美しい。この奥にも稲荷社などがあったけれど、山道にやられていたため(^^;)断念。
 境内には摂社末社が点在しており、お菓子の神さまや料理の神様が祀られていて、興味深い。
 帰路は表参道から帰ったのだが、やはり非常に歩きやすかった。山歩きが好きな方は北参道から行かれると良いと思いますが、普通の方は表参道から行かれることをオススメします(笑)。