南禅寺

1291年 無関普門禅師開山
 
臨済宗南禅寺派大本山
 
本尊 釈迦如来
 
 「五山の上」という格付けがなされた禅宗寺院最高の寺格を持つ寺院。
 亀山天皇出家後、禅林寺殿と呼ばれていた離宮を寺院に改めたのが始まり。
 三門は、太い柱に支えられ堂々とした風格を持ち、歌舞伎『金門五三桐』での石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」のせりふで有名。ここでは、春の眺めを言っているが、春ももちろん秋もまたすばらしい。期間限定で三門に登ることもできる。法堂も大きい。本坊には、小堀遠州作の方丈庭園があり美しい。方丈や書院には、狩野派の手による襖絵がずらっと連なり圧倒される。
 また、境内にある、明治時代に建設された煉瓦造りの水路閣も、ノスタルジックな気分にさせてくれてとても素敵。
 お寺の近くには、湯豆腐料理のお店もあり、ちょっと贅沢気分を味わえる。塔頭のひとつでもある聴松院(1336年 大鑑禅師開創、本尊 準提観世音菩薩)でも湯豆腐をいただける。美しい庭園を拝見しながら美味しい湯豆腐をいただくのは、至福のとき(笑)。
 また、ここから少し南に下ると、蹴上インクラインに出るが、ここの桜が凄く素敵だった。知らずに歩いていってびっくり。結構穴場かもしれない。

 公開されている塔頭もあるので、そこも併せて訪れたい。